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【エッセイ】今これからを生きるあなたへ ~転換期の哲学の道~

【その011】他人と比較していないか?

現代においては、色々な人が、色々なツールで、色々な内容の情報を発信している。

加えて、科学の進化していくスピードも速くなってきている。

多様であり、流動的でもある。

あれはすごい、あの人はすごい。

ふと、そう思うことがある。

情報があふれるようになって、よりそう思うことが増えたように感じる。

人間は不思議なもので“違い”を気にする。

違い自体が気になるのか、比較したがる性質があるのかは分からないが。

そもそも、なぜ、人は比較をしたがるのだろうか?

人間は千差万別であるから、違うのは当たり前ではないか?

そして、自分ができないこと、他人ができないこと、ネガティブな違いを気にする。

自分にもできないことがある、他人にもできないことがある、これも当たり前ではないか?

どちらも人間同士の比較である。

しかも、基準は自分なのか、他人なのかという人間になっている。

完全無欠な人間などいない。

ブレブレの当てにならない基準なのである。

これは、人間は基準になり得ないということだと思う。

加えて、上を見ても、下を見ても、きりがない。

そして、自分か他人のどちらかが苦しくなる。

つまり、人間同士を比較することからは何も得られないということだ。

前回まででも述べてきた通り、大事なのは“自分がどうしたいか?”だと思うのだ。

“自分なり”でいいと思うのだ。

出来具合も、それへのアプローチも、人それぞれ、自分なりでいい。

できないことがある、それもいいではないか?

できないこともまた、あなたの特徴であり、できないことの裏側にはできることが隠れている。

できないことを受け入れれば、できることは見えてくる。

これは、自分が人生において使うことができるカードである。

だから、できないことを受け入れることは諦めではない。

できないことを受け入れることは、夢や目標を現実にしていくための第一歩なのだ。

今、自分の手元にあるカードでどうするか?

そして、そのカードを使い、どのようにカードを増やしていくか?

この目標を達成するために、このタイミングでこのカードを使う。

あるいは、将来を見据え、このタイミングでこのカードを取りに行く。

全てが思い通りに行くわけではないが、信念をもって取り組んでいけば、カードを取るチャンスとカードを使うチャンスは訪れる。

このように見ていくと、人の人生は、ボードゲームの人生ゲームと似ている。

この時、あなたは他人と自分を比較していただろうか?

自分の目標を達成するために、自分がどうするかということを考えていたのではないだろうか?

他者と比較し悲観的になるより、この自分の人生のカードのやり繰りを考え、行動していく方が楽しく建設的ではないだろうか?

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