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【エッセイ】今これからを生きるあなたへ ~転換期の哲学の道~

【その007】AIの思考は万能なのだろうか?

私は、性質上、AIの思考は万能には成り得ないと考えている。

それはなぜか?

なぜなら、AIは既存のデータを学習して、そこから回答を出力しているからである。

つまり、AIは過去から、回答を出力している。

AIはすでに存在する事実や概念から、プロンプト(質問や指示)に対する最も適切と思われる回答をしてくる。

そして、プロンプト次第で、AIの回答の内容は大きく変わる。

AIの回答は、偏りもあるし、忖度もある。

扱う人間次第で、AIは在り方を変える。

AIの在り方は、人間の行いの鏡ともいえるかもしれない。

AIは本質的にこのような性質を有している。

加えて、AIに心や感情はない。

AIの回答は奇麗で、真新しいものを見た印象を受ける。

ただ、衝撃は受けるのだが、心を打たれることはない。

確かに、人間ではないものが、人間ような回答をしてくることに凄さは感じる。

でも、生身の人間が生み出したものように、心に熱いものが宿るような感覚はないのだ。

私は、このギャップこそが、人間とAIの明確な違いなのだと考えている。

AIの出力は、どこまでいこうとも、“それっぽいもの”なのである。

その“それっぽいもの”を人間がどのように受け止めるのか。

綺麗だね、凄いねといった印象のその先がない“それっぽいもの”。

私は、その“それっぽいもの”が目に入る度に、心が空虚になっていくような感覚がある。

闇雲に、手当たり次第にAI化していいのだろうか?

そもそも、本質的にAIにやらせていいのだろうか?

日常や仕事のあらゆる場面でそれを考える。

AIを活用したいという気持ち、一方で、AIに囚われたくないという気持ち。

自分がAIの活用の仕方を誤れば、自分で苦しい未来を作ってしまうことになる。

あなたは、自分自身のAIの活用の仕方次第で、その先の未来が良くも悪くもなることを自覚できているだろうか?

AIが本質的に持つ二つの性質。

AIは過去データから回答を出力すること。

AIに心や感情はないこと。

よくよく考えれば、当たり前のことだ。

この二つの性質があるがゆえに、AIは強さを発揮する部分もある。

一方で、AIはどこまでも機械的で、人間の心情も含めた都合などを考えてくれる存在でないことを忘れてはならない。

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