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【エッセイ】今これからを生きるあなたへ ~転換期の哲学の道~

【その004】自分の信念を見失ってないか?

技術は発展していく。

それに伴い、社会も変化していく。

さらに言えば、概念も変化していく。

これは今に始まったことではなく、人間の歴史と共に、ずっと続いてきたことだ。

変化は常である。

もし、これまでと違うことがあるのだとしたら、変化の速度が速いということ。

概念の移り変わりも短周期で進み、すぐに古いものになっていく。

PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルをいかに速く回していくかが勝負。

これが、今現在、表面的に見えている社会の状況だ。

この変化の加速度を与えている要素の一つがAIである。

ただ、注意しておきたいのは、これもまた、一つの側面に過ぎない。

自戒の意味も込めて繰り返すが、あくまで、一つの側面で、物事の全てではない。

今回のエッセイシリーズの中でのポイントは、この状況の中で一人の人間としての自分がどうするのか?ということだ。

状況に乗る乗らないは、一先ず、置いておく。

第一に、この社会的な状況をどう受け止めるか?ということについては、個々の細かい動きを把握する必要はないが、大まかな全体的な流れの方向性と到来時期は考えておく必要がある。

これは、細かい動き自体ではなく、その動きの本質と影響に目を向けるということだ。

加えて、その分析は、人間的な観点で、かつ、複数の観点で行うことが大切である。

第二に、この社会の状況に自分の思考を合わせる必要があるのか?ということについては、合わせる必要はないと考えている。

前回のエッセイシリーズでも書いたが、それぞれの人の信念は、その人の心からの自分自身への願いであり望みである。

そして、心の最も深い次元に存在する信念は、周辺状況で揺らぐようなものではない。

自分の思考を周辺状況に合わせにいってしまうと、自分の信念と思考の間にギャップや矛盾が生まれてしまう可能性がある。

自分の信念に対して、自分の思考や行動が合わないと、人間は心理的につらく苦しくなる。

つまり、社会の状況に自分を合わせる必要はないという真意は、自分の信念を見失わないことを優先するということだ。

さらに言えば、自分の信念も社会の状況も無視しないということだ。

しかし、両者とも、自分では変えられないものである。

では、私たちはどのように両者のバランスを取っていけばいいのだろうか?

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